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脱力のコツや練習方法のまとめ!歌のトレーニングで声量や高音をラクに発声するには?

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歌う時に脱力ができなくて困っていませんか?

ボクはこれまでに1000人以上の声や歌とボーカルコーチングのセッションを通して向き合って来ました。

その中でも、歌う時に脱力ができなくて困っている方は、実はとっても多いのです。

そこでこの記事では、脱力のコツや練習方法をいくつかご紹介していきます。

ですが、対処法をお伝えする前に、まず知っておいて欲しいコトがいくつかあります。

腹筋や腹式呼吸への意識を手放すコトが「脱力」には必要です。

「歌=腹筋・腹式呼吸」と信じている方はとても多いです。

ですが、これらの腹筋や腹式呼吸への意識が「脱力」をしてラクに気持ちよく歌うコトを妨げてしまうのです。

ですので、腹筋や腹式呼吸への意識を手放して全身をリラックスさせるコトを心がけましょう。

以下の記事にて、腹式呼吸や腹筋について詳しく書いてあるので参考にしてください。

腹式呼吸や腹筋は歌唱力に関係ない! カンタンに歌が上手くなる3つのコツ!

自分に合った最適なキーで歌うコトが「脱力」には大切です。

どんなに頑張って練習やボイトレをしても、上手に「脱力」して歌えない場合があります。

そんな時は、歌っている楽曲のキーが自分に最適ではない可能性がとても高いです。

自分に合ったキーで歌っていない場合は、たとえどんなに優れたトレーニングを積んだとしても全身が力んでしまって「脱力」が困難です。

ですので、自分に合った最適なキーで歌を練習するコトを心がけましょう。

以下の記事に最適なキーの見つけ方について詳しく書いてあるので参考にしてください。

最適なキーの見つけ方とは?合わない高さを変更して気持ち良く歌えるキーを調べる方法

声量を正しく増やすコトが「脱力」にはとても大事です。

「脱力」が苦手な方に多いのが、声量を増やそうと頑張りすぎているケースです。

声量の増やし方をちょっと間違えると、全身が力んで「怒鳴るような声」が出てしまいます。

ですが、正しく声量を増やすには、逆に全身がリラックスしている状態が望ましいです。

以下の記事で声量を上げる方法について詳しく解説しているので参考にしてください。

声量をあげるために効果的なトレーニングとは?腹筋・肺活量・息の量・歌い方のまとめ

脱力に効果的なトレーニング・練習方法3つのステップ

それでは、実際に脱力に効果的なトレーニング&練習方法について解説して行きます。

ボクはこれまでに1000人以上のボーカルコーチングのセッションを通して、様々な脱力のアプローチを検証してきました。

その中で最も効果的だったモノを凝縮した3つのステップを以下にご紹介します。

以下の1〜3の順番で歌の練習と組み合わせるコトで、脱力して歌うコツが掴みやすくなります。

1. ベットに仰向けに寝て歌う

まず最初にオススメするのは、3つの中で最もシンプルな「ベットに仰向けに寝て歌う」という練習方法です。

人の身体は、ベットに仰向けに寝ると全身の無駄な力が抜けてリラックス状態になります。

ですので、歌っていてどうしても身体に無駄な力が入ってしまう場合は、「ベットに仰向けに寝て歌う」コトで無駄な力を抜いて歌う練習ができます。

脱力に効果的なトレーニングの中で最も簡単で取り入れやすいので、まずこの練習を試してみるコトをオススメします。

2. 壁に寄りかかって歌う

2番目にオススメするのは、「壁に寄りかかって歌う」という練習方法です。

壁に体重を預けて寄りかかるコトで、1番の練習と同様に全身の無駄な力が抜けてリラックス状態になります。

ですので、歌っていてどうしても身体に無駄な力が入ってしまう場合は、「壁に寄りかかって歌う」コトで無駄な力を抜いて歌う練習ができます。

ですが、1つめのアプローチよりも少し難しいので、以下のポイントに注意して行ってください。

  • 後頭部・肩甲骨・お尻の骨の3点を壁に付ける
  • 顎が上がりすぎたり下がりすぎないように注意する
  • 両足を膝を曲げずに前に出して重心を下げる

1番のアプローチに慣れてきたら少しずつ2番目のアプローチを取り入れるコトで、立って歌う時の脱力の感覚に近い状態で練習ができます。

3. 自分で肩を抱いて(セルフハグ)歌う

最後にオススメするのは、「自分で肩を抱いて歌う(セルフハグ)」という練習方法です。

自分で自分の上半身を抱きしめるコトで、1番と2番の練習と同様に全身の不必要な力が抜けてリラックス状態になります。

ですので、歌っていてどうしても身体に無駄な力が入ってしまう場合は、「自分で肩を抱いて歌う(セルフハグ)」コトで無駄な力を抜いて歌う練習ができます。

ですが、このアプローチも少し難しいので、以下のポイントに注意して行ってください。

  • 立った状態で自分をハグするように腕を前にして抱きしめる
  • 一旦ギュッと力を入れた後にリラックスする
  • 顎が上がりすぎたり下がりすぎないように注意する

1番と2番のアプローチに慣れてきたら少しずつ3番目のアプローチを取り入れるコトで、立って歌う時の脱力の感覚にもっとも近い状態で練習ができます。

脱力は体力・持久力・身体能力・心肺機能・バランス感覚が必要

脱力に関する基礎知識を学んだり練習方法を取り入れても、なかなか脱力の感覚がうまく掴めない場合があります。

そんな場合に考えられるのが、体力・持久力・身体能力・心肺機能・バランス感覚が足りていないケースです。

これらの要素がどれか1つでも欠けていると、歌いながら脱力をキープするコトが難しく感じてしまう場合が多いです。

なぜなら、歌っている時に身体は「演奏者」と「楽器」の両方の役割を同時に果たすので、通常よりもエネルギーを多く消耗してしまうからです。

ですので、以下に体力・持久力・身体能力・心肺機能・バランス感覚を向上させる方法について解説していきます。

何でも良いので手軽に始められる運動をスタートしてみましょう

もしも日頃全く身体を動かす機会がない場合には、何でも良いので手軽に始められる運動をオススメします。

少しでも運動を生活に取り入れるコトで、身体をリラックスさせるコトができ、結果として歌う時の脱力がよりスムーズに行きます。

ですので、手軽にスタートできる運動ならなんでもオッケーですので、まず今日から何か始めてみると良いです。

ある程度継続することで、脱力がスムーズになり、歌うコトがラクで楽しくなります。

可能であればウォーキングや水泳などの呼吸を伴う運動がオススメです

手軽にスタートできる運動に慣れてきたら、今度はウォーキングや水泳などの呼吸を伴う運動を始めてみるコトをオススメします。

なぜなら、これらの呼吸を伴う運動は、歌うという動作に非常によく似ているからです。

リラックスした状態で、呼吸を深く吸ったり吐いたりするという動作において、ウォーキングや水泳などのスポーツが最も歌うコトに近いのです。

ですので、ウォーキングや水泳などの運動を日常に取り入れるコトで、歌うときの脱力や呼吸がよりスムーズでラクにできるようになります。

さらに余力があれば毎日30分ぐらいのジョギングが脱力と持久力に効果的です

ウォーキングや水泳に慣れてきたら、今度は毎日30分ぐらいのジョギングを始めてみるコトをオススメします。

なぜなら、ジョギングぐらいの負荷がかかると、脱力と持久力において非常に効果があるからです。

実は、脱力をしながら歌うために、何よりも大切なのは「持久力」なのです。

1曲をバテずに歌い通せるようになるためには、目安として30分のジョギングをラクにこなせるぐらいの体力と持久力が必要です。

ですので、脱力した状態で歌う持久力を高めるためにも、毎日30分ぐらいのジョギングを取り入れるコトを始めてみましょう。

高音をラクに出すためには力と脱力のバランスがとても大切

「高音を気持ちよくラクに出したい」という願いは、歌を志す方にとって万国共通の願いです。

ですが、誰もが切望するけれど、高音を気持ちよくラクに歌うコトはとっても難しいと思われています。

なぜなら、高音をラクに出すためには、脱力だけでなく程よく声帯を閉じる力を入れるコトも必要だからです。

その力の入れ具合と脱力との絶妙なバランスが、高音をラクに気持ちよく出すためには必要不可欠なのです。

そこで以下に、声帯を閉じる力と脱力のバランスを取るために必要なコトをまとめて行きます。

声が割れるor鶏の首を絞めたような声が出る場合は声帯を閉じる力が強すぎます

高音を出す時に陥りやすい症状として上げられるのは以下の2つです。

  1. 声が割れてしまう
  2. 鶏の首を絞めたような声が出る

このような場合は、声帯を閉じる力が強すぎます。

ですので、力を入れるコトよりも脱力するコトに意識とエネルギーを注いだ方が良いです。

この記事に書いてある脱力のプロセスを試しながら、自分に合うアプローチを実践して行きましょう。

裏返る状態や息が漏れる場合は逆に声帯を閉じる力が足りていません。

上に書いたケースとは逆の症状として上げられるのは以下の2つです。

  1. 高音が裏返ってしまう
  2. 息が漏れてハスキーな声やしゃがれ声になる

このような場合は、声帯を閉じる力が足りていません。

ですので、あまり脱力ばかりを意識しすぎると逆効果になってしまう可能性があります。

脱力を意識した時に、これらの症状が強くなってしまう場合は、脱力への意識を逆に減らした方が効果的な場合もあります。

その辺も考慮しながら、脱力と力のバランスを取るコトが大切です。

脱力しすぎてもダメで力みすぎてもダメ。高音には双方のバランス大切です。

このように、高音をラクに気持ちよく歌うためには、脱力しすぎてもダメだし、声帯を閉じる力を入れすぎてもダメです。

双方のバランスをほどよく取っていく必要があるので、高音をラクに気持ちよく歌うコトが課題になる方がとても多いです。

そして、このバランスを取るコトはとっても難しいので、なんども繰り返し練習をして良いバランスを身体に覚えこませる必要があります。

以下の記事に高音の練習方法について詳しく書いてあるので、気になる場合は是非とも参考にしてください。

高い声の正しい出し方とは?苦手でも簡単に無理なく安定した高音を歌うための練習法

まとめ

歌っている時の脱力を極めるコトは、歌を志す人にとっては1つの大きな課題です。

なぜなら、たとえ同じ楽曲を歌うとしても、脱力が出来ているのと出来ていないのでは天と地の違いぐらいパフォーマンスが変わってくるからです。

ですので、この記事をよく読んで内容を把握した上で自分に最適な方法で脱力を習得してください。

その他にも歌い手にとって大切なコトをこちらの無料のメール講座でお伝えしています。

 

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小杉圭佑(けー先生)

小杉圭佑(けー先生)

バークリー音楽院を首席で卒業。アメリカ式のボイストレーニングに心理学のアプローチを混ぜ合わせた「ボーカルコーチング」のワークショップやセッションを日本全国で開催。自身のライブ活動も精力的に行なっている。

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