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効果が出るまでの期間とは?ボイトレで歌が上達するペースの目安とポイントの比較!

練習のやり方   27,638 Views

Contents

ボイトレの効果がでなくて不安になったり焦っていませんか?

この記事にたどり着いたアナタはこんなコトで悩んでいませんか?

  • 自己流で歌を練習しているけど上手くなっている感じがしない
  • ボイトレや歌のレッスンを長い間受けているのに効果が出ていない
  • 歌のスクールや学校に通っているけど、全く上達しなくて焦っている

実は、こんな風に悩んだり不安になったり焦る方ってとっても多いのが事実なんです。

なので、もしもアナタがそうだとしてもみんなが通る道なので安心してください。

ボイストレーニングは効果や変化が出るまでの時間や期間が人それぞれ違います

アナタのお友達の1人が、ある先生に習ってから半年でボイトレの効果が出たとします。

でも、もしもアナタが同じ先生に同じ時間歌を習ったとしても、ボイトレの効果を100%同じく感じられるというワケではありません。

なぜなら、ボイトレで効果を感じるためには長年の歌い方や声の出し方の癖を取り除くコトが必要不可欠だからです。

そして、それらの長い時間かけて付いてしまった悪い癖というのは、長い時間をかけて取り除くコトが可能なのです。

さらに、それらの悪い癖は1人1人違うので

ボイトレは効果が出るまでの時間に個人差がどうしても生じて来るのです。

ボイストレーニングの効果がでない理由や原因も人それぞれ異なります

効果が出るまでの時間はもちろんですが、効果がでないその理由や原因も人それぞれ違います。

以下にボイトレの効果が出ない主な原因をまとめてみました。

  • 練習のやり方やアプローチが間違っている
  • ボイストレーナーや歌の先生との相性が良くない
  • やる気がでなくてあまり練習ができない
  • 自分を責める気持ちが強くて効果を実感できない
  • 声帯や喉の疾患が原因で声にトラブルが起きている

ボイトレの効果が出ない理由は、これらの他にも本当に沢山の原因が挙げられます。

そして多くの場合、複数の原因が複雑に絡み合うコトで、ボイトレの効果を妨げてしまうのです。

ですので、ボイトレの効果を上げるためには

効果を妨げている原因を1つずつ紐解いて外していく必要があります

効果が出るまでの期間を急ぐより、歌を楽しむコトが上達にはもっとも大切です

先に書いたように、ボイトレの効果が出るまでの時間は1人ずつ異なります。

そして、明確に「どのぐらいで上達するか?」を予測するコトは誰にもできません。

なので、効果が出るまでの期間を急いでも無駄な努力に終わってしまうというコトです。

そんなコトよりも、歌を確実に上達させるアプローチが1つだけあります。

それは・・・

歌を思いっきり楽しんで練習するコトです!

つまり、ボイトレの効果がでるまでの期間を焦るよりも、ボイトレの効果を妨げている原因を取り除きながら歌を楽しんで練習するコトが大切だというコトです。

では、以下に具体的にボイトレの効果を妨げている原因を取り除く方法をご紹介します。

ボイトレの効果を増大させる練習の方法やアプローチとは?

ボイトレの効果を増大させるには、そのための正しい方法やアプローチを知るコトが大切です。

なぜなら、ポイントがずれていると、どんなに練習しても効果が出ないからです。

時間を大切に効率良く歌を上達させるためにも、以下に紹介する内容をよく読んで、日々の練習に取り入れて行きましょう。

レッスンや教室に通うベストなペースや間隔とは?どのぐらいあけるとベスト?

この質問は、ボク自身もクライアントさんから度々される質問の1つです。

確かに、レッスンや教室に通っている場合は効率の良いペースや間隔などが気になりますよね。

月1?月2?それとも毎週?なんて疑問に思う方もきっと多いでしょう。

先にも書きましたが、ボイトレの効果を上げるには、身についた悪い癖をリセットするコトが大切です。

そのためにはやはり

最初のうちはできるだけ頻繁に歌のレッスンを受ける方が効果的です。

レッスンを頻繁に受けても、自主練習が少なければ効果は出ません

確かに頻繁にレッスンを受けると、ボイトレの効果は出やすく上達は早いです。

ですが、それはレッスンとレッスンの合間に自主練習をしっかりとやった場合のみです。

つまり、自主練習をやらない場合は、いくら頻繁にレッスンを受けても効果がないというコトです。

ボイトレの効果を得たい場合は、頻繁にレッスンを受けつつ自主練習をしっかりと取り入れましょう。

自主練習する際の効率の良いペースとは?毎日?1日おき?どれくらいがベスト?

ここまでの内容で、歌のレッスンを受けながら自主練習を組み合わせるコトがもっともボイトレの効果を増大させるとお伝えしてきました。

そこでここでは、自主練習をする場合の効率の良いペース配分について説明します。

まず自主練習する場合は、是非とも毎日練習を続けて行きましょう。

ですが、声や喉の調子が悪い場合は無理して練習すると逆効果なので、しっかりと休息を取る必要があります。

また、1回の練習時間は15分〜30分と短い時間にまとめるコトをオススメします。

ボイトレは繊細な粘膜の発生器官を刺激するので、1回に長時間のまとめた練習だと負担がかかり、喉や声のトラブルの原因となってしまいます。

ですので、できるだけ短い時間の練習をしっかりと休憩を挟みながら

1日に数セット繰り返してトレーニングを行った方がより効果的で安全です。

ボイトレは教わった方法やアプローチによって効果が変わります

ボイトレでは「自分がどのように取り組むか?」がとっても大切になります。

ですが「どのようなアプローチや方法を習ったか?」も、それと同じぐらい大切なのです。

なぜなら、ボイストレーナーや歌の先生から教わった方法やアプローチの違いが、ボイトレの効果を大きく変えてしまうからです。

ボイストレーナーや歌の先生との相性がボイトレの効果や効能を左右します

どんなに練習に時間を費やしたり頻繁にレッスンに通ったとしても、ボイストレーナーや歌の先生との相性が悪いとボイトレの効果は出ません。

ですので、相性の良いボイストレーナーや歌の先生を探すコトがとっても大切です。

以下の記事にその方法について詳しく書いてあるので、是非参考にしてください。

ボイトレの選び方でオススメな方法!評判?効果?個人?スクール?教材?東京?大阪?

日本で主流の腹式呼吸や腹筋を意識する方法は時代遅れで効果が出にくいです

日本のボイトレで主流の方法やアプローチは、腹筋や腹式呼吸が重点的なモノがとっても多いです。

ですが、ボクが音楽の本場アメリカで経験したモノは、その真逆のアプローチでした。

つまり「腹式呼吸はやろうとしなくていい」「腹筋は力を緩める」という方法です。

詳しくはコチラの記事に書いてありますので、ぜひとも参考にしてください。

腹式呼吸や腹筋は歌唱力に関係ない! カンタンに歌が上手くなる3つのコツ!

高い声の出し方についても方法やアプローチが間違っている先生が多いです

腹式呼吸や腹筋だけでなく高い声の出し方についても、日本のボイストレーナーや歌の先生は誤解している場合が多いです。

ボクは音楽の本場アメリカにて、ラクで自由に高音を出すためのアプローチを沢山経験しました。

ですが、そのどれもが日本の主流のアプローチとは真逆だったので、大変びっくりしたんです。

高音については以下の記事に詳しく書いてあるので、是非とも参考にしてください。

高い声の正しい出し方とは?苦手でも簡単に無理なく安定した高音を歌うための練習法

音域を広げるには、正しいボイストレーニングの方法やアプローチを勉強しよう

ボイトレの効果としてもっとも多くの方が求めるのは、音域を広げるコトです。

ですが、このトピックもまた、多くのボイストレーナーや歌の先生が勘違いをしている場合が多いです。

ですので、是非とも正しい方法やアプローチを用いて、時間をロスするコトなく効果を上げてください。

音域を広げるトレーニングについては、以下の記事にまとめてありますので、参考にしてください。

音域を広げる効果的なトレーニングとは?オススメの方法と高音&低音の違いのまとめ

やる気が出なくて練習がなかなかできない場合の対処法とは?

ボイストレーニングや歌のレッスンを受けている方の中で実は、練習のやる気が起きないという悩みがとっても多いです。

よく耳にする具体的な悩みを以下にまとめてみました。

  • 良い先生に習っているのに、自分で練習をする気がなぜか起きない
  • 練習する時間がたっぷりあるのに、なぜか練習をするやる気がない
  • 練習をやりたい気持ちがあるのに、練習ができなくて苦しい
  • 練習をやろうとすると、他の用事に逃げてしまう
  • 何かと言い訳をして、練習をやらない自分を正当化している

いかがですか?当てはまるモノはありましたか?

やる気がないまま練習をいくら積み重ねてもボイストレーニングの効果は出ません

ボイトレを受けている真面目な方は、このような症状のままでも頑張って練習をしてしまいます。

ですが、このようにやる気が出ないままでは、いくら練習を積み重ねてもボイトレの効果は出ません。

そして、これらの悩みを抱えたまま練習を積み重ねてしまって、最終的に歌が嫌いになってしまう方とっても多いのが事実なんです。

歌が嫌いになってしまっては、レッスンやボイトレを受けていても本末転倒ですよね。

やる気がない時は、思い切って練習やボイトレを全て休んでみてください

このような理由から、やる気が出ない時に無理やり頑張って練習をするのはオススメできません。

そして逆にこのような場合は、思い切って練習やボイトレを全て休んでみると効果的です。

自分で練習をするコトもレッスンを受けにいくコトも、歌にまつわる全てを一度手放してみると良いでしょう。

「押してダメなら引いてみな」と言うように、やる気が出ない時は

無理して練習を頑張るより思いっきり休んだ方がむしろ練習になります

歌以外の好きなコト&やりたいコトで自分を満たせば自然とやる気が出ます

ボイトレや歌の練習をストップすると、何もやってないコトで焦ったり不安になる方も多いようです。

でも、もしそのような症状にさいなまれたら、歌の代わりに何か好きなコトややりたいコトをやってみると良いです。

美味しいものを食べるとか、旅行をするでも良いですし、音楽を聴いたりライブに出かけるでも良くて、好きなコトややりたいコトなら何でもオッケーです。

このように、自分を思いっきり満たしてあげるコトで、失ってしまったやる気も自然と復活してくるハズです。

歌やボイトレも「急がば回れ」が有効なケースが多いので

やる気が無い時は練習するより思い切って休んで好きなコトで自分を満たしましょう

自分を責める気持ちが強すぎて効果を実感できない場合があります

ボイトレや歌の練習を頑張りすぎる方にとっても多いのがこの症状です。

「こんな自分ではダメだ」という風に自分を責めやすい場合は、どんなに練習やボイトレを積み重ねても自分の歌唱力に満足できないモノです。

そのような場合は、ボイトレの効果が出ているにも関わらず、その効果を実感できないケースがとっても多いです。

そこで、このような場合の対処法を以下にご紹介します。

ライブやカラオケなど、自分の歌を客観的に聴いてもらえる機会を作りましょう

一番良いのはライブに出演して、自分の歌をたくさんの人に客観的に聴いてもらうコトです。

それが難しいなら、カラオケに行って歌を聴いてもらうのでも良いです。

そうして客観的に聴いてもらったなら、自分が信頼している人を選んで自分の歌に関する感想やコメントを集めてみてください。

そうすればきっと、自分を責めたくなる言葉ではなく、ついつい褒めてしまうような素晴らしい感想やコメントを手に入れられるハズです。

褒められたら素直に受け入れて、逆に褒める時は義理ではなく本心で褒めましょう

そのようにして褒められたなら、是非とも素直に受け入れて欲しいモノです。

ですが、自分責めが強い人はついつい、褒めの言葉さえも自分責めに使ってしまうのです。

以下に自分責めの例をあげてみましたので、参考にしてください。

  • 今は褒めてくれてるけど、本心では本当は褒めてないハズだし
  • どうせこの人はどんなにひどい歌でも褒めてくれる人だし
  • 表では褒めてくれるけど、影でどうせけなしてるハズだし

いかがですか?当てはまるモノや近いモノはありましたか?

もしあったとしたら、それは実は「アナタ自身が本心ではなく義理で褒める癖がある証拠」なのです!

なので、アナタのその癖がなくなれば、自分責めをする癖も一緒に消えてくれるでしょう。

今後は是非とも、褒められたら素直に受け取って

褒める時は義理ではなく本心で褒めるようにしましょう。

それでもダメなら、誰かに徹底的にけなしてもらいましょう

これまでに書いたアプローチでも自分責めをやめられない場合もあると思います。

そんな場合にはこれまでの逆で、誰かに思いっきり徹底的にけなしてもらうという方法を用います。

以下にけなしてもらう際のセリフを用意しました。

  • は?お前の歌なんてそもそも全然上手くねーし!
  • 酷い歌だなぁ。そんなんで練習とかボイトレやってんの?
  • 西のジャイアン東のお前か。空き地でリサイタルでもやってろ!

いかがですか?これを信頼している友人に言ってもらって、本気でけなしてもらってください。

その際にもしもアナタの中に「そんなコトないし!」「そんなに酷くないし!」「っていうかそこそこ上手だし!」って気持ちが芽生えたなら、このアプローチの成功です。

その時にアナタの中に芽生えた気持ちこそが、アナタの本当の本心です。

それに気づくことができたなら

もうこれ以上自分責めはやめて自分の本心を信じてあげましょう。

声のトラブルや不調が原因でボイトレの効果が出ない場合がある

人が声を出す器官を「声帯」と呼びます。

「声帯」は粘膜で形成されているので、非常にデリケートで繊細です。

ボイトレや歌の練習を頑張っている方で、時々この「声帯」にトラブルや不調がある場合があります。

実はその場合、どんなに頑張ってもボイトレの効果が出にくかったり感じられないとう結果につながってしまいます。

喉が痛い・痒い・咳き込む・むせる。これらの症状が続くなら耳鼻咽喉科へ

歌の練習をすると、時々喉や声帯の不調を感じるコトがあると思います。

時々ならば別に問題はありませんが、この不調が長期的に続くようであれば、何かの異常や病変の可能性も考えられます。

ですので、そのように不調が続く場合は、耳鼻咽喉科へ行って診察を受けてみるコトをオススメします。

耳鼻咽喉科では鼻からファイバースコープを入れて声帯を診察してもらえます

声や喉の異常を耳鼻咽喉科で伝えた場合、ほとんどのケースで鼻からファイバースコープを入れられます。

そのファイバースコープを使用するコトで、声帯を直接カメラで見て診察するためです。

よほどの異常や病変がない限りは、声帯がひどく炎症を起こしているだけなので、お薬をもらって安静にするだけで治ります。

ですが、時々稀なケースとして「声帯結節」や「声帯ポリープ」が発見される場合もあります。

これらは、誤った歌い方が原因で形成されるコトが多いので、発見されたら耳鼻咽喉科での処置と平行して正しい声の出し方を身につけて行く必要があります。

どんなに頑張ってもボイトレの効果が出ない場合は耳鼻咽喉科に行ってみましょう

このように声帯や喉のトラブルが原因で、ボイストレーニングの効果が出ないケースも時々あります。

ですので、長い間ボイトレを受けたり素晴らしい先生から適切な指導を受けているにも関わらず、ボイトレの効果が出ない場合は是非1度耳鼻咽喉科に行って診察を受けましょう。

早めに診察を受けて適切な治療を受けるコトで、ボイトレの効果を妨げている原因をいち早く取り除くコトができます。

自分の声帯の状況も知れて、ボイトレの効果を促進するコトにもつながり一石二鳥となります。

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、ボイトレの効果がでる期間や、歌が上達するポイントについてまとめてみました。

「早く上達したい」「効率よく歌が上手くなりたい」と願う気持ちは誰も同じです。

その願いを叶えるために、是非ともこの記事を参考にして効率よくボイトレを楽しんでください。

そして、もっとも大切なコトは、歌を好きな気持ちを大切に歌を楽しんで続けて行くコトです。

ですので、焦る気持ちをぐっと抑えて、歌を楽しみながら練習するコトを心がけてください。

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音楽の本場アメリカにて7年間ずっと本格的な音楽やボイストレーニングの経験を積んできました。

また、アメリカ・ボストンのバークリー音楽院で勉強し首席で卒業するコトができました。

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ライター紹介 ライター一覧

小杉圭佑(けー先生)

小杉圭佑(けー先生)

バークリー音楽院を首席で卒業。アメリカ式のボイストレーニングに心理学のアプローチを混ぜ合わせた「ボーカルコーチング」のワークショップやセッションを日本全国で開催。自身のライブ活動も精力的に行なっている。

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